2021/04/03
スイスが世界に誇る高級腕時計メーカーのロレックス。時計のブランドとしてだけでなく、全体的なブランドのなかでもトップクラスの実力と実績がありますが、それは一般にいわれているロレックスの三大発明がなければ確立しませんでした。ロレックスの三大発明とは「オイスターケース」、「パーペチュアル」、「デイジャスト」と呼ばれるロレックスが開発した独自の技術であり、歴史に残るほどの偉大な功績です。まず始めに開発されたのはオイスターケースです。
これは呼称通りに牡蠣の殻のように密閉性ゆえの防水性に優れたケースです。このケースのおかげで当時の腕時計の一般的なイメージだった壊れやすさと脆さを払拭しました。次に開発されたのはパーペチュアル機構です。簡単に言えば自動巻き上げ機構のひとつで、直訳すると「永久機構」という呼称となります。
こちらもまた世界的な開発でありますが、それは全回転式のローターを用いているからです。それまでは半回転式のローターが当たり前な機能でした。もちろん現在の腕時計よりも不便でしたが、機能を上昇させて普及させたことで腕時計を飛躍させました。現にこの自動巻き上げ機構は現在の腕時計にとってデフォルトな機能となっています。
そして最後はデイジャスト機能です。これは午前0時付近で日付が切り替わる機能で、ロレックスしか作れない技術です。そのためコピー商品がこの機能を再現して搭載しても、どうしても狂いが生じてしまい、コピーと本物を見分ける手段のひとつになっています。